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2025年春期 (通算78 期) 受講生募集(応募受付:3月13日~21日)
- 期間
- 2025年4月〜6月の各曜日
- 会費
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3,000円〜18,000円
(3ヶ月分、教材費別、新会員は入会金1,000円)
- 会場
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各地区センター/あ〜すぷらざ・リリス(栄区)/かなっくホール(神奈川区)/未来塾栄教室
(会場は、各施設の規定に則り使用します)
- 申込
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「氏名」「住所」「TEL/FAX/携帯」
「希望会場/講座」を明記し、下記にご連絡下さい
インターネットからのお申し込みは、各講座一覧のページよりお申し込みください。
- 応募締切
- 3月21 日(金)
- お問合せ
- 未来塾事務局 TEL: 045-719-0882 (無休9:00〜17:00)
―伝統文化親子教室―
(第1次応募〆切/3月末日)
文化庁では子どもたちが、書道・生花・茶道・日本舞踊などの伝統文化を守り発展させていくため計画的・継続的に体験・修得できる機会を提供する取り組に対して支援を行っています。
【会場/期間/ 開講日】
各地区センター等 2025年5月~2026年1月/土・日・祝日および休校日
【科目/回数/募集人数/受講料/対象】
講座一覧参照/16回(90分 /回、発表会含)/各講座15名程度/無料
対象は原則小学生ですが、講座により幼稚園・保育園児、中学生、高校生も参加できます
【教材費等】
全講座【消耗教材費2 ,000円/ 全期間】が必要です
別に「茶道」お茶・お菓子代300円/ 回 「生花」お花代1, 200円/ 回
お申し込みはこちらから

未来塾リレー随想(no.78)
包丁を研ぎ心を整える 鮫島かおる(包丁研師)包丁を研ぐという行為には、単なる作業以上の深い意味が込められていると感じます。生活の中で使う道具を大切にする気持ちや、時間をかけて丁寧に手入れをすることへの感謝の気持ちが表れる瞬間でもあります。包丁が切れることで料理がスムーズに進み、その結果、食事を囲んで皆が幸せになる。そのような一連の流れを考えると、包丁が常に最良の状態であることが重要なのです。
まず、包丁を研ぐという行為自体に対する感覚は、非常に繊細で集中力を要します。研ぎ石の上で包丁を滑らせると、刃が鋭くなる手ごたえが伝わってきます。この瞬間、刃物が生き返るような感覚を覚えます。少し力を加えたり、角度を調整したりすることで、研ぎ具合が微妙に変わり、理想的な鋭さを手に入れることができます。そのため、包丁を研ぐときには心を込めて、その包丁に対して敬意を払いながら作業することが大切だと感じます。
包丁の切れ味が悪くなると、食材を切る際に無理な力をかけることになり、料理の仕上がりにも影響を及ぼします。例えば、野菜や魚を切るときに包丁が鈍ければ、食材の断面がきれいに切れず、鮮度が落ちたり、調理時間が無駄に長くなったりします。逆に、鋭い包丁であれば、食材の繊維を壊すことなく、スムーズに切ることができます。こうした技術的な利点だけでなく、鋭い包丁で切ることで料理の楽しさも倍増します。細かい作業が楽しく、気分も良くなり、作業の一つ一つが心地よく感じられるのです。
そして、包丁を大切にすることは、物を長持ちさせるための知恵でもあります。現代社会では、使い捨ての文化が広がりがちですが、物を大切に扱い、手入れをすることで、より長く使うことができるという考え方は、非常に価値のあるものだと思います。包丁を研ぐことは、物に対する感謝の気持ちを育み、同時に、自分の生活に対する責任感を再認識する行為が料理を作る楽しさへと繋がり、食卓を囲む楽しみに変わっていく。そうした積み重ねが、日々の生活をより豊かにしてくれるのです。(談・文責編集部)